
本記事の内容
- Windowsのドライブにパスワードをかける方法をご紹介
本記事で悩みを解決できる根拠
- 私は、情報システム(5年目)でパソコンの設定担当です
『BitLocker』は、Windowsの標準機能
ポイント
『BitLocker』という、Windowsの標準機能を使ってドライブを丸ごとパスワードロック可能です。
注意点がひとつあります。
既存のドライブを暗号化する場合、プログラムがドライブにアクセス不可となり、予期せぬ不具合が発生することがあります。
新規ドライブを作成して、そのドライブに重要ファイルをまとめたあとでBitLocker暗号化処理をすることをオススメします。
設定方法
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1『Windows』キーと『R』キーを同時押しして、『control』と入力
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2表示方法を『小さいアイコン』にして、左上の『BitLockerドライブ暗号化』をクリック
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3BitLockerを有効にする
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4『パスワードを使用してドライブのロックを解除する』にチェックして、パスワード(8文字以上)を入力
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5ファイルに保存する
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6任意の場所に回復キーを保存
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7『ドライブ全体を暗号化する(低速、既に使用中のPCおよびドライブ向け)』
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8『新しい暗号化モード(N)(このデバイスの固定ドライブに最適)』
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9暗号化の開始
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10暗号化中(暗号化するドライブの容量が大きいと1時間以上かかることもあります)
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11完了
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12BitLockerが有効になったことを確認
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13再起動することで未ロック→ロックに変わります
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14再起動後、Dドライブがロックされました
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15Dドライブをロックした状態で、Dドライブに保存しようとすると下記のエラーメッセージが出力されます
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16解除するには、Dドライブをクリックして設定した8文字以上のパスワードを入力します
BitLockerを無効にする場合
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1コントロールパネル→BitLockerドライブ暗号化内の『ドライブのロックを解除』をクリック
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2解除するには、Dドライブをクリックして設定した8文字以上のパスワードを入力します
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3BitLockerを無効にする
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4BitLockerを無効化完了
まとめ
新規にドライブを作成して、そこに重要なファイル等をまとめたあとに暗号化することをおすすめします。
ポイント
新規ドライブ作成後に暗号化する
理由は2つあります。
- 既存のドライブを暗号化する場合、暗号化に膨大な時間がかかる
- ロックされたドライブにアクセス不可になりプログラムが正常に動作しない可能性がある
フォルダにロックする機能は、Windowsにはありません。
フォルダをパスワード付き圧縮することはできますが、いちいち解凍する手間があります。(Asrを使えば別ですが)
他人に見られたくないフォルダやファイルをドライブにまとめて、BitLockerでロックしちゃいましょう。以上です。
※本記事の内容で実行された結果について、筆者は一切の責任を負いませんので、ご了承ください。
必ず自己責任で実行してください。